統合失調症と摂食障害と、生きていく。

統合失調症、摂食障害のふわたぬん。のブログです。

摂食障害の子供を持つ全ての人へ

※はじめに。※

今回のブログは、私の実体験から考えた、摂食障害の子への接し方についての記事になります。医師やカウンセラーではなく、1人の摂食障害患者としての意見ですので、御了承下さい。

Twitterで、摂食障害の子供人々の悲痛な叫びを目にすることがあります。

自分の子供が摂食障害になってしまった。

何とかしてあげたいと思い話し掛けるが、話し掛ければ話し掛けるほどに口をつぐんでしまう。

何とかしてあげたいけれど、どうしたらいいのかわからない。

どうして食べないのか。

どうして食べてしまうのか。

どうしてあげたら、娘は、息子は、元気になってくれるのだろう。

私も10代で発症してから現在に至るまで、摂食障害統合失調症と共に生きています。

両親とも対立して家出に踏み切り、和解するまでは、理解が得られない家族のことで辛い思いをしてきました。

そんな私の立場から、今日はお話していきたいと思います。

何故病気になってしまったのかが分からない
自分の子供が病気になってしまったら。

それも摂食障害という病気で、何故かご飯を殆ど食べない。

もしくはとんでもない量の食事を隠れて摂っている。

何故そういう病気になってしまったんだ…。

そのように考え、自分を責めてしまう気持ち、とても分かります。

私がその子の親だったら、

「自分の接し方が悪かったのではないか?」

「あの時こんな風に言ってしまった…、深く傷つけてしまったからなのか?」

と、自分の全ての行動に対して悩んでいたと思います。

しかし、摂食障害の子に対して、

「どうしてご飯食べたくないの?」

「食べ過ぎると体に良くないよ」

「コンビニで何を買ってきてたの?」

等と聞いてしまうことは止めた方がよいかもしれません。

聞かれれば聞かれるほどに、話したくなくなってしまう子が多いように感じます。

何故なら、本人には少なからず罪悪感があるからです。

「本当はちゃんと食べなきゃいけない、食べ過ぎはよくない、自分で自分をコントロールしなきゃいけない、親に心配かけちゃいけない…。」

実は摂食障害であるお子さん自身も、自分をこれ以上ないほどに責めているんです。

また、親と子の関係性にもよりますが、元々親とのコミュニケーションを思うように取ってこれなかった子の場合は、

「親に話したって無駄。意味ない。助けてなんかくれない…。」

と考えている場合もあります(本当はそんなことなくてもです)。

いずれにせよ、どうして拒食や過食をしてしまうのかを無理矢理に聞き出そうとしたり、お父さん、お母さんのせいで~等謝ったり、行動を否定したりするのも控えた方が良いでしょう。

それが子を思っての言葉だとしても、です。

では、どうすればいいのか?
そんな、じゃあどうしたらいいの…?

そう思いますよね。

私は、親が色々聞いてくる度に自分が責められている気がして、親とは出来るだけ会話をしないようにしていました。

また、同じように摂食障害で苦しんでいる友人達と話していても、親の話になると皆同意見だと言っていました。

子を助けたいと思う気持ちから色々話しかけても、何も話してくれない場合には、まずは根掘り葉掘り聞くのを止めてみましょう。

そして、お子さんが話しかけてきたときには、よく聞いてあげてください。

もしもお子さんが辛くて泣いているときには、ただ抱き締めてあげてください。

そうしてお子さんが自分の気持ちと向き合い、少しずつ話してくれるようになったなら、そこで初めて親子で摂食障害の完治に向けて一歩踏み出せるのではないかな、と思っています。



ふわ。